ライブクラフト ― お菓子の箱
このシステムは、リアル=プログラムが提示したサンプルから、イマジナリー=あなたの好きなものを採集するという回路によって、新しいデザインを創造する。
目的はデザインの進化だが、実利的なことより前に、お菓子の箱を覗きこんだ子供のようにわくわく感を楽しんで欲しかった。
その時に重要なのが箱の機能だ。個性のオーラは、他の個性と競合することで互いに支えられている。だから箱から取り出すと消えてしまうのだ。
センスのゲーム (2008年版ユーザーマニュアルより)
LiveCraft LOGOはロゴデザインを収穫するゲームです。プレー方法はとても簡単。
フィールドに出現する様々なデザインから好きなものを採集していくだけです。
採集したデザインによってフィールドに出現するデザインが変化します。
このプログラムは生物の遺伝メカニズムをモデルにしています。
動植物の多様な姿とブリーディング(品種改良)を思い浮かべてください。
つまりこれはあなたの選択による進化の遊びです。
このゲームには勝敗も得点も制限時間もありません。
あなたが気に入るロゴデザインに巡り合い、手に入れることがゲームの目的です。
自由なプレースタイルでお楽しみください。
庭園の散策 (2008年版ユーザーマニュアルより)
このプログラムは広い庭園のようなものです。
気の赴くままに散策を楽しんでください。色とりどりのデザインに囲まれながらの散策がこのゲームの本質です。あなたはどんな風景がお好きですか?この庭園の風景は歩き進むにつれあなた好みに変わっていきます。きっと、あなただけの風景も見つかるでしょう。
この庭園には遺伝子のパターンの数だけデザインが植わっています。
その数はおよそ10の200乗。(因みに宇宙全体に存在する原子の数は10の80乗といわれています。)
この庭園のサイズは言葉のサイズに似ています。バラという言葉に含まれる無数の姿を想えば巨大であり、バラが無数の言葉の中の一つであることを想えば小さく感じられます。
来歴
初版Typography@LiveCraftは1999年にWindows用シェアウェアとして公開された。
2008年には大幅に改定された版が、LiveCraft LOGO ver3としてリリースされた。
2008, LiveCraft LOGO ver3
2002, Typography@LiveCraft ver2
1999, Typography@LiveCraft 初版リリース