対象と隙間が閉じた系を形作るこの単純な構造は、イマジナリーサーキットの観念をストレートに表現している。
羽根の間の白い隙間の部分に、何らかの非物理的な影響が感じられれば、回路が活動しているということになるが、錯視図と違って期待できる効果はとても穏やかなものだ。
グリーンファイルという小冊子を作って持ち歩いていた。
中身は、型紙と組立図、絵具のレシピが入った、作品のキットであり、 これがあれば、何度でも同じ機能を持った作品がインスタントに作れるのだ。
下の写真はニューヨークで借りていたアパートに出現したファン作品で、このキットで作ったものだ。
部屋を返す時には、作品はゴミ箱に捨てればよく、運搬も保管も必要ない。