Targelinは、重要な部分ほど細かく分割される仕様だが、重要な部分を示すことが目的ではない。 むしろ、大きな三角形に代替されて、描かれなかった部分がオーラを放つ。 描かれなかった部分とは、すなわち虚記号である。 はじめのうちは、小さな三角形がピクセルとして集まり、記号として情報を送信する。 その三角形がだんだん大きくなって、記号から虚記号へ切り替わり、今度は情報を受信しはじめる。 この構造は、想像量の自動調節機構として働き、小さな想像を起動させ、次第に増幅させる。